
こまちゃん
今年と去年の温度の比較をしたいんだけど、温度が「25℃」みたいに単位入り
このままじゃ計算できないから「℃」をとりたいんだけどいい方法ないかな?

なまけもん
余計なテキストがあるとそのまま計算できないよね
Power Automate Desktopの機能を使って処理する方法があるよ
PADで必要なテキストのみを取りだす方法
テキストから必要な部分だけを抽出したいする場合には「テキストのトリミング」を使います。
例えば、下図のように今年と昨年の気温差を求めたい場合、
単位の「℃」が入ったままだと簡単に計算することはできません。

こんな時に便利なのが「テキストのトリミング」です。
早速使ってみましょう
Step1:「テキストのトリミング」アクションをフローに追加
左側のパネルから「テキストのトリミング」アクションを選び、フロー画面にドラッグして追加します。

STEP2: 追加したアクションのパタメーター画面を開いて必要事項を設定
下記のPOINTを参照してアクションのパラメーター設定を行ってください。
- 元のテキスト:変換したいテキスト(変数)
- モード:指定されたフラグの「前」、「後」、「2つのフラグの間」からどこのテキストを取得するかを選択します。
- 今回は「℃」の前のテキストをとりたいので「指定されたフラグの前にあるテキストを取得します。
- 終了フラグ:削除したい文字(今回は「℃」)を入力します。

余分な文字を除いたテキストは「CroppedText(生成された変数)」に格納されます
STEP3: テストRUNで動作確認
実行ボタンを押して動作確認をしてみましょう
フロー変数の「CroppedText」を確認すると、「℃」がなくなり「25」のみになっていることが確認できました。


こまちゃん
簡単な操作で必要なテキストだけを取り出せた♪
これで計算が楽にてきるよ
まとめ
Power Automate Desktopの「テキストのトリミング」アクションを使うことで、テキストから必要な文字のみをとりだすことができます。
指定の文字の「前」、「後」、もしくは2種類の指定の文字の「間」のテキストを抽出可能です。
抽出したいテキストの内容にあわせて適切に設定してください。
Power Automate Desktopを使って、サクサクお仕事片づけちゃいましょう